200411_遠慮なく桜を撮れない旅にでも出られない春は
春になったら桜が咲いて写欲が戻る予定だったのに、桜は咲いたが撮りに出られない春になってしまい、相変わらずほぼノー写真のAkkoです。緊急事態宣言下、外出自粛の週末ですが、散歩に行ける範囲に桜があるので撮りました。スマホで。夕暮れと桜と電車いい風景のはずなのに、この写真後から見返して「すごい春だったよね」としかいいようがない記憶の写真になるんだな、と思うと怖いなと思います。
世界で初めてCovid-19(コロナウイルス感染症そのもの)が認識されてから、今日でおよそ100日だそうです。100日で世界は全く変わってしまいました。こんな急に世界が変わるなんて、映画(感染列島、コンテイジョン)、ゲーム(感染症株式会社←サイコパスなゲームだけど面白いのでおすすめ)、小説(塩の街とか?)の中の話だと思っていました。
さらに言えば、お隣の危ない国がミサイルを日本に落としちゃった、とか中国とアメリカが日本上空飛び越えていくさを始めてしまった、とかそんなことのほうが、ウイルス相手に全世界が戦うなんてことよりもだいぶありそうだなと思っていました。明日がふつうにやってくること、人と会えることがこんなに幸せなことだったのだと、今更思い知らされています。
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旅好きなので海外の話をします。
私、アイスランドが大好きなのですが、ついこのあいだ3/31、アイスランドの国民的たべもの「Skyr」がなんと日本で発売となりました。アイスランドから輸入しているのではなく、日本ルナさん(バニラヨーグルトもおいしいよねぇ。。)がアイスランドのメーカーさんから製造販売の許諾を得て作り方教えてもらって日本で製造して売っているそうです。
もちろん買いました。1個200円くらいするのにすでに6個買いました。
一体何なのか、っていうと、チーズとヨーグルトの中間みたいな食べ物です。酸味を弱くしたギリシャヨーグルトっぽい。プレーン、バニラ、ストロベリーピーチ味があります。
この話は、コロナによる自粛ムードたっぷりで落ち込んでいた旅仲間を非常に元気にしており、私の知人だけでおよそ7名がスーパーやコンビニで見つけて買ってくれました。おおむね好評。
そして最近、輸入食材KALDIで「フォー」のヌードルとフォーのだしを買ってきてあったのを出動させ、スーパーで発見した生のパクチーをもりもり入れて、豪華に鶏肉ももりも入れて(本場は多分ムネ肉だけど絶対もも肉のほうがおいしいのでもも肉)食しました。ライムもあったらばっちりだったが、まあいいでしょう。これもうまーい!
2019年度下期からびっくりするほど忙しく、自炊も食事も適当になっていましたが、「引きこもれ」と言われて時間ができると、自分が食いしん坊であったこと、ゴハン作って食べるのが大好きだったこと、などを思い出しました。思い出した良好な食習慣はコロナが少し落ち着いてからでも維持したいなと思います。
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さらに海外の話をすると、暇なので映画を見始めました。
ミニシアター「アップリンク」さんがコロナの事態を受けて「アップリンク・クラウド」というサービスを3か月3000円にしてくれています。アップリンクさんは、良質なノンフィクション映画が多いよ!と友人から勧められたのですが、配信リストを見てみたら、噂に聞いていたけど見逃していた映画がリストアップされていたので見てみることに。
そして先週末から、これとUnextにて映画4本を見ました。偶然にも4本中3本が北欧の映画。
【1本目】サーミの血
スウェーデンに暮らすサーミ人のお話。サーミ人というだけで汚いもの扱いされていた、現代日本では考えられないような話。(これが見逃してた映画。北欧好きとして興味があった)
【2本目】365日のシンプルライフ
彼女にふられたことをきっかけに自分の大事なものを見つけるため、自分の荷物をすべて(下着も!)全部倉庫に預け、1日1個だけ取り出していく、という実験をした男性のお話。
【3本目】バレエボーイズ
男性バレエダンサーを目指す中学生男子3人を追った成長物語。プロになるような子たちは中学生のときからこんなことを考えて生きているのか、と身につまされる・・・
【4本目】聖者たちの食卓
シーク教の総本山であるインドの寺院で、誰にでも分け隔てなく提供される食事1日10万食を作る方々のドキュメンタリー。ノーセリフ、ほぼノー字幕(看板の翻訳のみ)。ただただすごい。
それぞれの映画についてはまた別途詳しく書くかもしれません。
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人々の移動が簡単になって感染症が広がりやすくなったこの世界は、情報交流が盛んになったおかげで出かけなくても映画が見れる世界でした。昨日なんて友人とオンライン飲み会をし、同じ動画(youtube)を同時に再生して同じタイミングで爆笑するということもできました。
科学の進歩はメリットもデメリットもある。そんなことにも思いを馳せる、外出できない春。