170606_散歩の市民、昼寝の市民
まぁ。。市民かどうか、知らんけど。。おひとりでお昼寝の方たちは、割と近くに住んでいるのかもしれません。
この国は、、というか西洋欧米はそうなのかもしれないけど、別に若い夫婦でなくても、2人でお散歩してたり、手つないで歩いてたり、ハーレーに乗るおじいちゃんの後部座席はおばあちゃんだったりします。いい文化だと思います。
(↑右下で、野良リスが餌付けされてます。。。)
ここまで無言で、緑を並べておきながら、この日一番気に入っているのはこのUS Capitalと、Capitalのリフレクションプール(夜にライトアップしたら映り込むらしい)のふちでおしゃべりしてる女の子二人の写真です。
空がイイカンジです。washingtonD.Cを訪問するなら4~6月、春~初夏がベストシーズンです。真夏は大変暑く、冬は大変寒い土地です。
きらきらの日差しにブロンド。海外の女の人って、10代とかでも色気あるからすごい。
次回は、安全安心な高級住宅街 Clarendon駅の近く。前にも一度行ったところですがね。
170605_野良リス
この町に長期滞在するようになって、あっというまに3週間半が過ぎました。気づくことはいろいろありますが、この街には、野良ネコがいません。代わりに、野良リスがたくさんいます。アパート回りで6匹発見。この子たちはNational Mall(Smithnian museumがたくさんあるあの公園)で見つけたのですが、人慣れしすぎてて写真撮っても逃げない。し、なんなら、あっさりヒトに餌付けされてます。
(これは、餌付けした訳じゃないです。そのへんのものをかじってます。ガジガジ)
この間の週末は天気がよかったので、土日どちらもNational Mallに繰り出しました。観光客がたくさん。修学旅行みたいな子どもたちもたくさん。やっぱりここは首都だなあと実感しました。首都にこんな大きな公園があるなんて。さすが土地がデカい国、アメリカ。
昼寝の市民は、またあした。
170602_The Library of Congress
4回目の週末にして初めて、ワシントンDCの名所に行ってみました。ワシントン記念堂とか、スミソニアン航空宇宙博物館、自然史博物館、ナショナルミュージアム等が有名ですが、出かけてじっくり展示を見る気分でなかったので、「建物だけで一見の価値あり」といわれる「The Library ofCongress」議会図書館に行ってみました。
ここ、ずっと前に、世界の果てまでイッテQの大人気企画「出川哲郎の初めてのおつかい in ワシントンDC」で、出川てっちゃんが、目的地と間違えてきてしまった所なんですよね。本当の目的地は「国立公文書館」だったのだけど。
アクセス:ワシントンメトロ Blueライン Capitol Southから徒歩3分。エスカレータを上がって右斜め前の建物が、Library of Congreeのうちこれとは別の建物。まっすぐ前に歩いていけば、すぐ到着。
入口でカバン中身のX線検査あります。
きれーー!!!
駐在くん曰く、やっぱりこのへんは欧米にあこがれた感じの建物が多いですねーと話していました。きれいな建物です。
ろくになにも食べずに出かけてしまったので、これ見て、ナショナルモールを30分も歩いてたら力尽きてしまって、そそくさと帰宅。今日もシードル飲んだった♪
170601_現像4_東北桜めぐり
関東に住んでいたときですら行くことがなかった「東北の桜」
デジも持っていきましたけど、変態みたいに、首からデジカメとフィルムカメラぶら下げて、両方使って撮ってました。別に上手くもないのに、すれ違った人に「すごーい」と言われました。上手かったら、よかったんですが、ちょっと申し訳ない気持ちに。。。
このように桜を撮ってきましたが、お気に入りは
・下から二段目の真ん中2枚
こっちは、移動中の電車のなかでコッソリ撮ったものでして、女の人の姿勢がなんかいいなと思って。
・上から二段目の真ん中2枚
こっちは、夕暮れ時に撮ったもので、青からピンクにグラデーションしているのが気に入ってます。
やっぱり、デジより歩留まりよくて楽しいな。
いつもお邪魔しているギャラリーさんが主催者の一人であるフィルム写真の祭典、
オオサカ フィルムウォーク
に、(うっかり)エントリーしてしまいました。今までこのギャラリーさんにお世話になるときには、いつも真面目に写真で勝負してこなかったので、今回は、ちゃんと「写真」を撮って参加したいと思っています。
170530_現像3
ひとりでここに滞在しているから(いやまあそうでなくても一人暮らしだけど)
持っててくれる人が居ない。
腕が短い私、左手にポジを持って右手にデジイチ持って思いっきりのけ反って、撮る!!!! ああ疲れる。持ってくれる人を見つけなければ(
と、やった後にいいことを思いつい私。
ノートPCの背景をパワポの真っ白スライドにすれば、簡易ライトボックスになるではないか。
こっちのほうが、いいかな。
今回なんと、撮ってる途中で、Lubitel166のフィルム室のフタが開いてしまいました。。1番右の縦1列は、感光してしまって潰れた分です。Lubitel、フタの取り扱い注意なのでみなさんお気を付けて。。厳重なロックとか無いから。ちょいっとひっかけて閉じてるだけだから。(スキマから光入らないようにマステで目止めしてるひとも居るらしい。) 安くて、パーフォレーションまで撮れるのは良いけど、私はカメラを結構雑に扱ってしまうので(かばんの中でひっくり返ってるとか)そういう人は、もっと大事にしたくなる、ちゃんとした二眼を最初から買うべきだったかもしれません。
万博記念公園ではポピーが咲いていて、ほんとはこのあたり、RolleiChromeで撮影してみたかったのだけど、最近、品切れ。
かわうそ商店さんについては本日現在、商品リストからも消えています。
未来フィルムズさんでは、35mmフィルムの5本、10本セットが販売中。ほしい、買いたい、だが買ったところで受け取れな。。。あ、実家に送ればいいのか。
Blogタイトルの下に、ポジの美しさを10,000人に布教したい、と書いておきながら、本当にそうなるとフィルムの奪い合いになることに気づきました。今、使ってる人数から10,000人、使う人が増えたからって、フィルムの危機はきっと救えないのだろうな。
受け入れるしかないですか。数々のフィルムが世界から消えていくことを。
170529_現像2
この春、ついにフィルム(ポジ)で人を撮りました。
晴れて、初のポジ*人*近接撮影 のモデルに選ばれたのは、妹の息子とその家族です。
(私のこどもじゃありませんよ)
乳児はすぐ大きくなってしまうので一瞬が貴重なのですが、なんですかね、このにじみ出る貴重感は(いや、本人が思ってるだけかもわかりませんが)
特に気に入っているのが、私の父、つまり、おじいちゃんが孫を抱いているシーン。父にとっての初孫。かわいくてたまらんだろうな。この撮影をしてからまだ1か月経っていないのに、もう全然違う顔になってしまいました。会うたびに撮らないと、顔の変化おっかけられない。こどもの成長って、すごい。
あと、下のほうに映っているのは、万博記念公園チューリップフェスタですがね。。これはまあ説明は特に要らないと思うので省略します。
明日は、チューリップフェスタと同時に満開になる「万博公園ポピーの丘」です。
170529_ソール・ライター展に行ってきた
トピック「ソール・ライター」について
行ってきたのは5/3頃でもう3週間以上経ってしまうのだけど、思い出せば思い出すほどまた見に行きたい、氏のカラー写真の部屋に埋もれたい、と思っている自分がいる。仕事の都合で7月末まで海外にいるのでかなわないのだけど、とりあえずは2018年に大阪に巡回するという噂を聞いてほっとした。けれど、会場が違うということは展示の並び方が変わるということだと思う。すると、あの壁やあの並びが(ネタバレになるので伏せる)なくなるかもしれないので、今、行こうかどうか悩んでいる人は、大阪に巡回するのを待たずに行ったほうがいいと思う。また行きたくなったら両方行ったらいいのですよ。
私は個人的には旅行先で写真を撮るようになってからカメラにはまったので、当初、旅行先で風景ばかり撮っていた。しかし、絶景写真ブームで世の中に絶景画像(あえて写真とは言わない。だって盛ってるし色いじってるし)が流通するようになってから、写真って何なんだろう、って悩むようになった。自分なりに考えた結果、人に見せてすごいといわれるものは私にとってあこがれてではあるけど大事ではないと分かった。私は、目に見えない知らない誰かのイイネよりも、私の手の届く範囲の人を写真で楽しく、というのが自分に合っていると分かり、友人の家族とか子どもとかを撮るようになった。もちろん撮らせてもらったデータは進呈している。そのうちいくつかは、友人の家でプリントされ、友人の旦那さんの携帯のデスクトップになったりしている。
そういう結論が出たころ、ソールライターの映画のチラシを行きつけのギャラリーで見つけた。その時のチラシにも、今回の展示で最も有名になっているであろう「雪」の写真が使われていて、あまりの格好よさにすごく心が動いた。けど、当時とてつもなく忙しかったので流れてしまい、1年後のソールライター展まで、ソール氏の作品に出合うことなく過ぎ去った。
今回行ってみて、なんで去年のうちに映画を見に行かなかったのか、Early colorを買わなかったのか、っていう後悔が渦巻いた。それほど、私にとってソールライター展はステキだった。まず、
・不思議なことは身近で起こる。何も地球の反対側まで行く必要はないんだ。
この一言に私が写真に対して探してた答えがあった。特別な場所に行くから特別なものが撮れるのではない、毎日何かしら、身近に楽しいことは起こっているのだ。強い刺激(旅行先)の前に目がかすむけど、注意深く回りを見たら、ほんとうにいろいろある。
同時に展示されていた水彩画の解説には「氏は小さいサイズの水彩画をよく書いていた。これは、見るものが作品に向かいあったとき、自分だけからよく見える(たくさんの人が同時に見られない)ことによって、作品と鑑賞者の間に特別な関係を作っている」みたいな解説があって(すみません、メモが手元にないので曖昧)、これは私がここ1年抱いていた疑問である「なぜポジフィルムの原板が心にぶっ刺さるのか」という疑問に対する答えのように見えた。
結局、展示スペースを2周して、映像展示2本をそれぞれ3周みた。ソール氏がお話している場面と、ソール氏のスライドを映写機でカシャンカシャンやって撮った動画、つまりスライド上映会である。カラー写真のパイオニア、といわれた人の展示の割には館内モノクロ多いなあと思っていたが、映像展示のスライド上映でひっくり返された。カラー作品のほうがたくさん展示されていた(映像含めれば)。スライド上映はできればもうあと3周くらい見たかったけど、閉館時間でアウト。
映像展示はすごくよくて、私は氏のスライドがスライドとして上映されるのを見たかったし、スライドには、ずっと見ていられない面白み、作品が流れていく面白味があるので私もやりたいと思ったし、流れていく時間にのせて
「そのカラー写真が撮られた60年前、70年前が現実にあった」
というのが心にすごく残った。 そんなに昔の写真だと、教科書などで見る戦時中の写真などはほとんどモノクロで、どこか遠い世界、今と切り離された世界のように思っていた(この「切り離された」という単語は友人とFBで相談した結果友人が発した。友人サンクス)。
でもその時代にも、きれいな色の服をきてショーウインドーを覗くブロンドのお姉さんは確かにいて、髪を切ろうかどうか理髪店の前で考えるブロンドのお兄さんは確かに居たのだ。そんな当然なことを、氏のカラー写真は思い出させてくれて、ずっと続いているこの世界ありがたいなあと、展示会場を出て思ったのである。出てきたら、心がホクホクしていた。もちろん図録も買ってきた。early colarは帰国後にお買い上げするつもりである。
感化されすぎかもしれない。私はそこそこ感受性が強いと人から言われるので、見に行ったとして、どれほどのことを人が感じるかは私にはわからない。だから誰にでもおすすめできる訳ではないけれど。
けれど、私はいま、写真1枚を撮るのに手間もお金もかかり、なんでもかんでも撮れた訳じゃない時代に、こういう美しい風景を自分の周囲から見つけ出した氏にはもう尊敬しかない。自分がいかに「ぼーーーっと」生きてしまっているかを痛感するに至り、まずはカメラをしょっちゅう持ち歩くことから始めよう、って、思ったのである。
(となると、持ち歩くに適した小さめのカメラがほしい、となるのだが、それはまあまた考えることとする。。。)
私は、展示を見に行けて、ものすごくよかったと思っている。