170529_ソール・ライター展に行ってきた
トピック「ソール・ライター」について
行ってきたのは5/3頃でもう3週間以上経ってしまうのだけど、思い出せば思い出すほどまた見に行きたい、氏のカラー写真の部屋に埋もれたい、と思っている自分がいる。仕事の都合で7月末まで海外にいるのでかなわないのだけど、とりあえずは2018年に大阪に巡回するという噂を聞いてほっとした。けれど、会場が違うということは展示の並び方が変わるということだと思う。すると、あの壁やあの並びが(ネタバレになるので伏せる)なくなるかもしれないので、今、行こうかどうか悩んでいる人は、大阪に巡回するのを待たずに行ったほうがいいと思う。また行きたくなったら両方行ったらいいのですよ。
私は個人的には旅行先で写真を撮るようになってからカメラにはまったので、当初、旅行先で風景ばかり撮っていた。しかし、絶景写真ブームで世の中に絶景画像(あえて写真とは言わない。だって盛ってるし色いじってるし)が流通するようになってから、写真って何なんだろう、って悩むようになった。自分なりに考えた結果、人に見せてすごいといわれるものは私にとってあこがれてではあるけど大事ではないと分かった。私は、目に見えない知らない誰かのイイネよりも、私の手の届く範囲の人を写真で楽しく、というのが自分に合っていると分かり、友人の家族とか子どもとかを撮るようになった。もちろん撮らせてもらったデータは進呈している。そのうちいくつかは、友人の家でプリントされ、友人の旦那さんの携帯のデスクトップになったりしている。
そういう結論が出たころ、ソールライターの映画のチラシを行きつけのギャラリーで見つけた。その時のチラシにも、今回の展示で最も有名になっているであろう「雪」の写真が使われていて、あまりの格好よさにすごく心が動いた。けど、当時とてつもなく忙しかったので流れてしまい、1年後のソールライター展まで、ソール氏の作品に出合うことなく過ぎ去った。
今回行ってみて、なんで去年のうちに映画を見に行かなかったのか、Early colorを買わなかったのか、っていう後悔が渦巻いた。それほど、私にとってソールライター展はステキだった。まず、
・不思議なことは身近で起こる。何も地球の反対側まで行く必要はないんだ。
この一言に私が写真に対して探してた答えがあった。特別な場所に行くから特別なものが撮れるのではない、毎日何かしら、身近に楽しいことは起こっているのだ。強い刺激(旅行先)の前に目がかすむけど、注意深く回りを見たら、ほんとうにいろいろある。
同時に展示されていた水彩画の解説には「氏は小さいサイズの水彩画をよく書いていた。これは、見るものが作品に向かいあったとき、自分だけからよく見える(たくさんの人が同時に見られない)ことによって、作品と鑑賞者の間に特別な関係を作っている」みたいな解説があって(すみません、メモが手元にないので曖昧)、これは私がここ1年抱いていた疑問である「なぜポジフィルムの原板が心にぶっ刺さるのか」という疑問に対する答えのように見えた。
結局、展示スペースを2周して、映像展示2本をそれぞれ3周みた。ソール氏がお話している場面と、ソール氏のスライドを映写機でカシャンカシャンやって撮った動画、つまりスライド上映会である。カラー写真のパイオニア、といわれた人の展示の割には館内モノクロ多いなあと思っていたが、映像展示のスライド上映でひっくり返された。カラー作品のほうがたくさん展示されていた(映像含めれば)。スライド上映はできればもうあと3周くらい見たかったけど、閉館時間でアウト。
映像展示はすごくよくて、私は氏のスライドがスライドとして上映されるのを見たかったし、スライドには、ずっと見ていられない面白み、作品が流れていく面白味があるので私もやりたいと思ったし、流れていく時間にのせて
「そのカラー写真が撮られた60年前、70年前が現実にあった」
というのが心にすごく残った。 そんなに昔の写真だと、教科書などで見る戦時中の写真などはほとんどモノクロで、どこか遠い世界、今と切り離された世界のように思っていた(この「切り離された」という単語は友人とFBで相談した結果友人が発した。友人サンクス)。
でもその時代にも、きれいな色の服をきてショーウインドーを覗くブロンドのお姉さんは確かにいて、髪を切ろうかどうか理髪店の前で考えるブロンドのお兄さんは確かに居たのだ。そんな当然なことを、氏のカラー写真は思い出させてくれて、ずっと続いているこの世界ありがたいなあと、展示会場を出て思ったのである。出てきたら、心がホクホクしていた。もちろん図録も買ってきた。early colarは帰国後にお買い上げするつもりである。
感化されすぎかもしれない。私はそこそこ感受性が強いと人から言われるので、見に行ったとして、どれほどのことを人が感じるかは私にはわからない。だから誰にでもおすすめできる訳ではないけれど。
けれど、私はいま、写真1枚を撮るのに手間もお金もかかり、なんでもかんでも撮れた訳じゃない時代に、こういう美しい風景を自分の周囲から見つけ出した氏にはもう尊敬しかない。自分がいかに「ぼーーーっと」生きてしまっているかを痛感するに至り、まずはカメラをしょっちゅう持ち歩くことから始めよう、って、思ったのである。
(となると、持ち歩くに適した小さめのカメラがほしい、となるのだが、それはまあまた考えることとする。。。)
私は、展示を見に行けて、ものすごくよかったと思っている。
170528_現像@ワシントンDC
ワシントンDCは今年は季節の変わり目が長引いているらしく、天気がかなり不安定で、晴れなくてドンヨリしています。晴れたら、湿気も少なくて、空が広くて青くて、緑も多い市街地でとてもステキなんですがね。ドヨーンです。
そんななか、現像に出していたポジを回収しに行きました。データ化するとすっごい高そうだったので現像だけお願いしました。なお、現像だけで$10でしたが、サンドイッチをスーパー等で買ったら$5~7くらいする国で現像1本$10は安い気がしました。
5本しか出してないので、1投稿に1本分だけ載せます。じゃないとすぐネタがなくなるので。。。^^;
河津桜もきれいでしたが、個人的には詩仙堂がとても気に入りました。ほんとは10年前から知ってたのですが、ちょっとだけメイン観光地から離れるので今まであまり行く気持ちがわいてこなかったのでした。
ピンクも緑もきれいに発色しますね。安定のproviaって感じがします。河津桜の日は曇りだったので、ピンクがより濃くでてます。
次回は、ついにフィルムで人を撮った話。
ワシントンDCに、Nationl Geographic Museum があると知って出かけたかったのですが、雨降ってきたのでやめようかなーどうしようかなー。ぐでぐで。
はっ、、ぐでぐでしてるの勿体ない!80日しかなくてもう25%くらい終わってしまうのに!!!
出かけます!!
170520-フィルムを預けました
ドッヂクローム ワシントンDC店。
私の拙い英語でも、カラースライドフィルム、E6プロセス、で伝わりました。専門用語って便利ね。
現像だけお願いして、納期はなんと驚きの水曜日(今日は土曜日)
明日はお店休みだから実質3日ですな。めっちゃ早いなーとびっくりしたのでそのこと伝えたら、まぁ別に普通の作業だからなーわっはっはー!!みたいな、明るく優しい店員さんでした。めっちゃ好印象。
メトロで行けないので、たまたま近所に住んでいた、同じ会社からの駐在員の人に車乗せて貰って。なんなら来週も付き合って貰ってフィルム回収、、(いや、知り合ったのワシントン着いた日だけどな大汗)
韓国系スーパーにも連れてって貰いました。品ぞろえにびっくり!
まさかのマロニー
まさかの、揖保乃糸
ブルドックソースとかならわかるが、まさかのお好みソース&焼きそばソース
そしてお好み焼き粉、たこやき粉も。
高すぎて買えないリンゴ酢。トップバリュだったら300円くらいだけどな。。
てな感じで大変ヒートアップしました。コストコも初めて見て(日本でも行ったことなかった)たのしすぎて
今日出かける前に、借りてる物件の駐車場に、普通ーに、リスが居たことをすっかり忘れておりました。さらに、刺激強すぎてもう眠い、、(まだ21時半)
もういいや、寝てまえー
170517_職場のネットワーク復旧
職場のネットワークがやっとこさ復旧して、めっちゃ仕事したい気分満載の私です。
時差ぼけもやっとマシになってきました。こちら現在23時。日本では25時頃まで眠くならない私ですが、今もう眠いです。明日もモリモリなので、これ書いたら寝ます。
Blogやっぱり分割する必要なさそうでした。ほんとは、平日もう少し早く帰って自炊とか試みちゃおうかなと思っていたのですよ。ここは日本ではないから、日本の治安が通用しないので。昼間っからずっとなんかサイレン鳴ってるし(たいしたことなくてもサイレン鳴らして走ってるって噂)、到着3日後にアンバーアラート(近くで未成年者の行方不明が生じるとその周辺割りと広い範囲の携帯に「行方不明ですよ」って緊急地震速報みたいなアラートが来る)初めて見たし。
でも、80泊って、来る前は長いと思っていたけどホント短くて、気づけばもう1週間過ぎていたりして、勿体なくて早く帰宅できない。。今は本当に貴重な期間なのだと思い知る毎日です。
なのでもうこっちに貼りますよ。デジ写真ですけどね。フィルムは、現像できたら見てやってください。
同じ太陽が出ているはずなのに、こっちで見る太陽は、朝早い時間からすでにギラギラしていて、日本よりも青と緑の成分が強く見えます。
街中の緑は日本より多くて、ここ数日は湿気もなくとっても爽やかです。
170513_Blog分けるほど書くことないかも
と、思い始めた。笑
今は初の土曜日の午後4時。
じつはこちらに、撮影済みの未現像フィルムを持ってきており、できる場所があればこっちで現像しようと思っていました。
さくっと調べて、メトロで出かけられる範囲に写真屋さんがあるということで出かけてみましたが、結論から言うと現像できませんでした。
以下、店員さんとの会話。
私)リバーサルフィルム現像できますか?
*120リバーサルと、フィルムケース入の135*4本を見せながら
店)120はうちはできない
私)じゃこっちはできる?
店) できるよ。プリントするの?データ化?
私) データ化はハウマッチ?
店) ***ドルだよ
私)(・・・高いな、現像だけでいっか)
現像とデータ化でお願いしたい
店) あれ、プリントせえへんの?
私) プリントなしだよ、リバーサルだもん
店) え、135もリバーサルなの? うちリバーサルできないよ
(--;)
そういうことか、、店員さん、120リバーサルだけ瞬時にリバーサルと判断して、残りはネガだと思ったわけですな。。
いや私も私で、プリントする?の質問で相手は私のフィルムがネガと思ってる、ということに気づくべきだったわ。。
親切にも、リバーサル現像できる店を教えてくれました。だけど、そこ自力じゃ行けないのですよね。。同世代の駐在者がたまたま居たので、連れてってほしいとお願いしようかな。。。
外国でリバーサル現像を試みる旅は続く。。。
170507_はぁぁー憂鬱。。
全然楽しみではない、ということはないが
ただの楽しみ~!では全然ない。
結構憂鬱。。
あと、まる3日あるのがまた。。もうどうせなら明日フライトぐらいなら憂鬱時間も短いのに><
準備は大体できてます。あとは心の準備など。。。
↓は、なんか気に入ってる2枚。
170504_一度にあれこれできない私
たった80何日間かアメリカに行く、というだけなのに私の脳みそのなかはほぼほぼそれで満杯いっぱいである。直前にならないとできないことも多く、焦っても仕方ないことばかりだったのだが、結局のところ、前回投稿から今まで、友達に誘われてデジイチを持ち出すなどはしたけど、自分からは何もしていない。
旅行にさえ行っていたが、これも同行者が全部プランニングしてくれたから、車にのっけてもらってただけの話。こんなに、人に頼り切りの旅行は本当にひさしぶりである。
つまり、渡米が気になって何もできなくなる程度に、私は小心者だと思うのである。「本当の小心者は一人旅に出ない」とか、「気に入った人にさえ自分から告白しない」などと色々言われる。でもそれは、小心者ではない、ということではなく、イジイジ悩み続けることに途中で飽きて「もういーや、ぽいっ」てなってしまうだけのことであって、その前には、人の10倍くらい悩んでいるのである。多分。
という訳で4月の写真をどばっと出して、渡米します。渡米中はどうしてもデジが中心になってしまうと思うので、別Blog立てて記事書きます。せっかくなのでね。
写真は、
春の花でなく、春をたのしむ人々を撮りためました。個人的には、今は、撮る対象には「人が必要」このスタンスで、米国も撮ってきたいと思っています。