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リバーサルフィルムが好きです

フィルム未経験からいきなりリバーサルフィルムで撮ってる管理人によるブログ。リバーサルフィルムの綺麗さを10000人に布教するのが目標。使用カメラはLubitel 166+、Pentax KX。現像するのに時間かかるのでたまにデジ(Pentax K-30)入ります。Instagram:akko0920jp

170204_昇格したら買おうと思っていたので

買いました。つまるところ、昇格試験に受かりました。途中で数年病んでいたので、同期から4~5年遅れです。途中病んでた時期は会社に貢献なんてできてたかどうか相当怪しいのですが、それでも捨てずに見守ってくれた人が居るから、私は辞めず、しかも病んだあと自分に会う仕事に巡り合うことができて、今は多少なりとも人に頼って貰えるようになりました。大変ありがたいことです。

 

いやもうね、いいんですよ遅れたって。人生なんて人によってテンポが違うのがデフォルトなんです。高校までの間、どんな子でもよっぽどのことが無ければ同い年と同じテンポで進学していきますけど、そっちのほうがイレギュラーだということになかなか気づかない気がしますね。大学になるとちらほら、途中で辞めたり、人生の意義を考えなおしたりする人が出てきますけど、私の周囲はそういう人もほぼいませんでした。

つまり、同期の子が結婚したり転職したり人生を進めていくのを見て、初めて「人生は人によってテンポやペースが異なる」ということを強く実感したのが私です。重要なことは学校では教えてくれないんですよね。早く知りたかったな。

 

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そんなこんなで、うっかり買ったのは、ZEISS IKONセミイコンタ。レンズはCarl zeiss JenaのTessar、解放f値3.5、です。645サイズで、ブローニーを横に送りながら縦の645を撮っていきます。

 

カメラ壊れたのを修理に出したとき、一目惚れしました。じゃばら式なのが気に入ったのか、古臭い感じが気に入ったのか。

改めて、買い取るときに聞くと、多分戦前くらいのものじゃないかということでした。このくらいの年季ものがひとつほしかったのです。最近の、製品サイクルが短くてとにかく新しい機能を追加してどんどん買わせようとするシステムへのささやかな反抗として。

反抗することは、自分の首を絞めることになります。なぜなら私は電機メーカーで仕事をしているから。しかも私は間接部門なので、売れなくなったら首になる職種だと思います。

 

でも、、、ひとつのモノが長く大事に使われる世界、私はとても好きなのです。初めて中古レンズを買った頃、中古レンズも少し怖かったのです。はずれレンズを買ってしまったらどうしよう、という心配ではなく、人生に後悔が残ってしまった人の怨念とかくっついてきたらイヤだなと思って。でも、中古のものでも、元の持ち主が大事に保存していたから、中古市場に出せる状態を維持している訳で、、怨念系の怖さはなくなりました。

中古について次に来た気持ちは、そのレンズやカメラが自分が生まれる前からあるものかもしれない感動でした。まあ物質として残りやすい(金属とかガラスとか)から残ってるだけかもしれないけどね。昔のカメラは、きっとずっと使ってもらえることを想定して作られていたと思うのです。高かったし。

このセミイコンタ君は、作られた当時、何を写してきたのか。どういう持ち主が使ってきたのか。おじさんか、おじいさんか、おにいさんか(おねえさんていう可能性は低そうだ)。みんなそれぞれ、好きなもの大事なもの残したいものを、このレンズを通して見つめてきたんだろうな。そんなことに想いを馳せながら、私もこのカメラで好きなものを撮ろうと思うのです。

 

イコンタ君よ、私は何代目の持ち主ですか。イコンタ君が作られたときから、時代にも風景もびっくりするほど変わったと思うけど、大事なものを写真に残しておきたいっていうヒトの気持ちは、きっとずっと変わってないよね。