161223_種子島の黒糖づくり
ちょっと縁あって、種子島に知り合いがいて、先日、12月9日の「H2Bロケット こうのとり6号機」の夜間の打ち上げを見にいくことができました。2015年10月、2016年7月にも島に行っていて、今回が3回目です。
種子島全島での宿のキャパシティが2500くらいで決して多くはないうえ、打ち上げ関係者が泊まったりするので宿の確保が最も難しく、私も、知り合いと友人の中間くらいのあの方と偶然知り合うことが無ければ見ることは相当難しかったと思います。
あんなに大きなものを、姿勢を制御しながら、地上から宇宙に打ち上げることはキセキのようなことです。現代は、スマホやネットですら不思議の塊で、なんなら細胞とか遺伝子とかにも介入できる時代です。でも、子どもの頃に宇宙が大好きだった私にとって、宇宙へつながるこの島とこのロケットとJAXAへの憧れは特別でした。見られて本当に良かった。
動画が多分Youtubeなどに上がっているので検索してみてほしいのですが、22:46分打ち上げなのに、その瞬間は、島に朝が来ました。ロケットがまるで朝日のように、地面からそらに飛んでいくのを見ていて、やっぱり人類ってすごいや、と思ったし、こんなキセキのようなものを見られた私はとてもラッキーで、これが見られるくらいの運持ってるなら、他のことも全部うまくいくかもって思っちゃうほどに感動しました。その場よりもむしろ、帰宅してから。
ところで、その種子島の知り合いのこれもまた縁で、島で黒糖を手作りしている工場がいくつかあって、12月はシーズンだというので見学させてもらいました。
見学させてもらったのは、西之表市伊関沖ヶ浜田の31号組合さんの工場。
工場は海辺にあります。
種子島の海はきれいです。
薪を燃やして
大きな釜で、さとうきびのしぼり汁を段階的に煮詰めていきます
煮詰まった「濃縮さとうきび汁(粘度高い)」は
鍋?で練りながら冷まします。
一部、オーダー制で黒糖飴にして納品もしてくれるそうです(個人の注文は受けていないとのこと。興味を持ってしまった方は西之表市に連絡するのがよいかと)
冷やして、角型などにして
乾燥させて完成です。
こういう地元ローカルな工場は初めて見たのですが、昔ながらの方法で作られた黒糖は、自然な甘さで美味しく感じました。
近くにもちろん製糖工場もあって、さとうきびから砂糖を作るにはそっちのほうが速く純粋に作れるのだろうけど、手作りもいいです。でも、いいですっていうのは簡単、維持するのは難しいのでしょう。昔は沢山あった黒糖工場も、今では数か所になってしまったそうです。若い人が居ればまだ続いていたことなのか、それとも単純に赤字で辞めてしまったのか。どちらの理由で今の状況なのかは聞かなかったのですが、私が今思うのは、またこんな時期に島に出掛けていって、一日二日、お手伝いできたら面白いのかもしれないな、という事です。
まあ、自分の仕事もさっさと回せていないのですけれどね。。決して怠けたつもりはないけれど、佐賀バルーンから帰宅したら、翌日から仕事がものすごく忙しくなってしまっていました。佐賀から帰って50日くらいあったのに、とてもそんなに多くの日々が過ぎたとは思えないくらい、あっという間に過ぎ去っていってしまいました。平日にエネルギーを使い果たすので、土日も動き回ることができず、写真も撮りっぱなし、ブログも放置、フィルムもあれ(バルーン)以降、現像無しです。撮ってないから。
やっと落ち着いたら、世間はクリスマスでした。
で、やっと落ち着いたら、課長から「年明けに昇格面談受けてね、準備よろしく」。脳みそが休まらない日々があと1か月続くことになりました。
面談を一発で終わらせて、稼いで(露骨だな。。)、フィルムを遠慮なく買えるようになれたらいいかなと思います。アグレッシブにいこう。