リバーサルフィルムが好きです

フィルム未経験からいきなりリバーサルフィルムで撮ってる管理人によるブログ。リバーサルフィルムの綺麗さを10000人に布教するのが目標。使用カメラはLubitel 166+、Pentax KX。ただ今アメリカ長期出張中(84日間)につきデジタルばかりでごめんなさい。帰国後にフィルムBlogに戻ります。Instagram:akko0920jp

161109_克服

佐賀インターナショナルバルーンフェスタを楽しみにしているうちに、そして仕事もなかなか詰まっている間に、10月が去って、11月になった。

 

10月1日付で私の目の前に移動してきた私が嫌い猛烈に苦手な同僚のことを、私は約1か月かけて風景の一部にすることに成功した。同時にこれは、私が、自分史上最低だった4~3年前のある時期を克服できたということかな、と思う。

 

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同僚その本人自体には、今は特に嫌がらせをされている訳ではなかった。ただ、4年~3年前、私がもはや会社員脱落寸前だった時期に、何の因果か飲み仲間(4,5人のグループ)であったこと、そして飲み仲間だけど「友達」って訳でもない、という不思議な人間関係だったので話がこじれた。

 

同僚は、脱落寸前だった私に、キメの一発をかました。本人には多少の悪意があったと思われる。そして私は、その多少の悪意に耐えきれない程度に消耗していた。結果、同僚の多少の悪意は、私にとっては大きなハンマーで殴られたくらいの衝撃になった。衝撃的すぎて1週間くらい何も手に付かなかった。

 

それからしばらくの間、私は彼を避け続けた。本気で、顔すら見たくなかった。

 

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彼に多少の悪意はあったものの、それが相応のダメージになってしまったことの原因には、私がダメだったというのがもちろんある。彼も本音のところ、びっくしたと思う。そこまでダメージか。と。

自分のせいでもあるから、あいつのせいだ、あいつに傷つけられた、と怒るのは憚られた。だから、避け続けた。自分が平気になるまで避けとこう、と思っていた。

 

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で、9月に、異動のお知らせがあった。気が遠くなった。私はまだそのことを何もなかったこととして処理はできていなかった。というか、しばらく忘れていたけど、異動してくるとなった時に全部思い出した。私にとどめの一撃をくらわせた時の、彼の表情さえも。

 

職場で、彼がとぼけたことを言ったのに対して「おっかしい。へっへっへ」と笑えるようになるまで1か月かかった。

 

最初の10営業日は、人生で一番、食欲がなくなった。最初二日は、朝昼なにも食べられなかった。夜もあまり食べなかった。3、4営業日くらいで、朝と昼で特に具のないシンプルなはちみつパンがひとつ食べられるようになった。食べる気がしないので、野菜一日これ一本と、朝のくだものこれ一本と、麦芽コーヒーと、豆乳に助けてもらった。なおこの間、会社で私は殆ど笑わなかった。私の長所はいつもニコニコしていること、だけだというのに、それが無理だった。向かいの席の彼に、見られていい笑顔なんてなかった。

カレンダー的に2週間目になって、朝と昼にそれぞれシンプルなパンが1個食べられるようになった。普通じゃん、と思われるかもしれないが、私は失恋しても風邪をひいても食欲が落ちないのである。異常としか言いようがない。

 

8営業日目(2週間目の水曜日)には、やっと昼に会社の食堂でうどんが半分食べられるようになった。2回目の土日を過ぎてやっと、食欲が戻った。

 

そして10月最終週、ほんとうにくっだらないことを呟いた、向かいの席に座る彼に対して私はやっと「おっかしい、へへへ。何いってんのwww」と笑って言うことができた。

 

そのときに思った。「抜けたなー」って。自分史上一番の闇は、少し前に抜けられていたのだなと、わかった。

 

今の私はもう、彼にハンマーで殴られたようなダメージをくらったときの自分のままではない。だから目の前に、私にすごいダメージを与えたあの人が居ても私は大丈夫なのだ。同じように傷つくことはないし、何かされたら「失礼なこと言うなバカ」くらいは言えるのだ。

 

あの時の衝撃を、なかったものにはできないけど、まあそんなことがあったけど今は平気だと思える。この状態になるまで、いろんな人と出会って少しづつ環境も変えてきて、回りの人にいろいろ教えてもらって、気づかされながら過ごしてきた。周囲の人に恵まれた有難さはもちろんだけど、自分も努力をしていたことは、自分ではちゃんと覚えておこうと思った。

真っ暗闇だったけど、それでも、なんとかしようとしてもがきながら歩いてきた自分はそこまで捨てたもんじゃないと、真っ暗闇を克服して、思うのである。